宇宙旅行してきた

 

前回の更新から随分空いてしまいましたが、

4月1日、行ってきました。

NEWSのツアー2018「EPCOTIA」

 

4月といえど北海道はまだまだ気温が低く、

路肩には雪が残っていました。

道民でも結構「寒ッ」ってなる感じだったな。

小雨が降る中、真駒内アイスアリーナへ。

 

 

前回の記事参照ですが、

小1から好きだったグループとはいえ

中学からはロック沼で過ごしていた私。

初ジャニーズのコンサートで緊張しないわけが

ありません。まして電子チケットで

座席も入場の瞬間まで分からないのだから

もう動悸が収まりませんでした。

 

無事に会場入り出来てようやく

安堵と共にワクワク感が押し寄せて来て、

ついにここまで来た…!という感じでした。

ペンライト握ると血が滾りますね。

 

 

そもそもが宇宙旅行をテーマとした

アルバムのツアーだったので、

ある程度の覚悟というか

予測はして臨んだんだけど、

遥か斜め上をいく演出でした。全体的に。

 

私はこのブログとは別に

毎日スマホで日記をつけているのですが、

4月1日の記事から文章を抜粋して

あの日を振り返ってみようと思います。

 

↓↓↓

 

・眩しくて直視できない。

・三十路超えたってブリブリだ…。

・向かうところ敵無し

・ピースフルだ。平和の象徴である。

・あれDVD化できるの?非常にエロかった

・正直何が起きたのかよく分からない。

・“闇堕ちしたかごめかごめ”の様な振り付け

・ステージの上に雷神がいた(推し)

・頭に浮かんだ単語が淫猥すぎて書き残せない

・画面の映像演出が人類の叡智という感じ

・このコンサート終わってほしくない。

・えぇ〜!明日からも頑張る〜!

・肌の綺麗さと髪の質感しか思い出せない

・もう絶対1人じゃないじゃん、新学期頑張ろ…

 

 

元の日記は8,000字近い超大作なので

一部抜粋にとどめます。

大学で書いてるレポートの3倍の文字数。

 

曲ごとにもっと詳細な振り返りを

しようかとも思ったのですが、

どうにも文章がまとまらないのでやめます。

まだツアーも終わってないですしね。

 

セトリに触れない範囲で振り返るなら、

小山さんがバッッッリイケメンでした。

今まで目にした人間の中で最も美だった。。。

 

ロッコで近くまで来てくれた時に

「!!?」ってなりましたね

見ただけでこちらが動揺するくらい

めちゃめちゃにスタイルが良いんだよ…

画面越しと比にならないんだインパクトが…

い、イケメンがいる…って

呆然と眺めてしまった………

 

シゲはシゲ!!って感じだったな。

いや自分の語彙の無さにびっくりですよ

めっちゃシゲだったよ。本当に顔が良い

 

4人体制になってから第2の推しなのですが

もう感無量よ。シゲだ〜!!みたいな。

文豪のファンでここまで語彙が無いの

本当に申し訳ないの極みだけどマジで……

 

てごちゃんはこの世のものとは

思えなかった〜〜!すげ〜〜!!

これは皆そうだけど実在するんですね!!

ビジュアルも歌唱力の高さも声量も

全てカンストしてました。

 

そしてかれこれ13年ほど推している

増田くんなのですが、まず、

歌が上手ぇ〜〜〜………

なんなの?どうしたらそんな。。。

すごいな存在感が。。。

(なにこの感想)

 

当方2階席の端の端だったのですが、

某曲で増田さんを乗せたトロッコ

ちょうど私の前で止まりまして、

尚且つ私の目線の高さまでトロッコ

脚が伸びるという奇跡が起こってしまい、

そこら辺の記憶があまりありません。

髪が…サラッサラだった…。

(なにこの記憶)

 

 

一番の感想としては「楽しかった」かな。

そう、楽しかった。ドキドキした。

前回のツアーNEVERLANDは

涙 涙、感動のラストだったけど、

今回は終始楽しかった。

 

9月でデビュー15周年でしょ!?めでたい!

記念ツアーやるかな〜!

もし5大都市まわってくれたら

札幌公演観に行けるけど、

東京だけだとしたら倍率厳しいなぁ。

 

 

ロックの民が行く!

ジャニーズコンサートレポ2018

いかがでしたでしょうか。

 

ライブの最後にてごちゃんが

「俺たちは味方だから!ツラい時は

 いつでも思い出してください!」

って言ってくれたので新学期もなんとか

頑張れてます。ありがとうてごちゃん…。

 

それでは長くなりましたが

こんなところで。

 

ロックの民が行く!

コンサートレポ〜15th記念ツアー編〜で

またお会いできたらと思います。

 

 

 

 おわり

 

 

 

黄色ってか赤だけどねイメージは

 

全然書ききれなかったので

もう1個エントリー。

日記は定期的に書かんといかんですね。

 

 

私、ロックバンドやフェス一筋で

生きている様に見られることが多いのですが、

実は小1の頃からNEWSのファンでして

デビューから新曲出すたび追ってたんですよ。

当時は好きである自覚すらなかったんですけど。

 

2011年、2人が脱退した時期に

ちょうどロックの道に逸れていったもので、

4人体制になってからの曲は

まばらにしか聴けていなかったんだけど、

大学に入ってからまさかの再熱。

小学生時代からの素地があった分、

その沼は深く深く仕上がっていた。

 

いや、沼だなんて表現は似つかわしくない。

なんだろう、澄んだ湖とでも言うべきか、

ってそんなことはいいんですけど。

 

 

そんな超ラブいグループのコンサートを

明々後日に控えておりまして、

なんというかもう最近は

「はじまったものは…終わる…」

そんなことを考えて勝手にしんどくなっています。

 

ペンライトにお手製うちわですよ。

同じライブといえど、普段行ってるライブとは

畑違いにもほどがある。どうしよう。

 

ジャニーズではないけど、

コンサートばりばり観に行ってる系の友達に

チケット当たってドキドキしてることを報告したら

「逆にペンライト持たないノリのライブって、

 もう何にしがみついたらいいのかわからないよ…」

との言葉をいただいたので、あぁ、

これは壮絶なマインドだなと思いました。

 

 

当日、どこに黄色いものを身につけて

行こうかなぁ〜とずっと考えている。

 

黄色は推しの色だ。

推しは小1の頃からブレることなく増田貴久だ。

当時はもはやNEWSのファンだったのか、

単純に増田が好きだったのか思い出せない。

(どちらかといえば後者のような気がする)

 

そんな彼らを3日後には肉眼で確認できるというのか。

あっていいのかそんなこと……

どんな気持ちで過ごすべきか完全に見失っている。

 

はじまったものは…終わるのだ…

終わるまで楽しむのみだ。

体調を整えて待つ。

 

 

 

最近のこと

 

春休みが終わろうとしている。

なんだか今年の冬は、長かった。

去年の10月くらいから冬だった気がする。

 

 

最近嬉しかったことといえば、

軽音楽部の演奏会の打ち上げのあと。

ススキノの街を部員みんなで歩いてたら、

今年卒業の先輩(めちゃくちゃ酔ってる)に

突然後ろからタックルかまされて

 

くるりの〜!ばらの花と〜、東京と〜、

 あとヨギーのClimax Night!やるから〜!」

 

と言われた。

来月の追い出しライブですか?

おー、楽しみ!一瞬そう思ったが、

 

「やるから!!」

 

もう一度言われて、あ、これ

バンドに誘われてるのか!と気づいた瞬間

私は夜の飲み屋街でやったー!と叫んで

しばらく跳ね回った。

 

星野源の「フィルム」を思い出した。

《声を上げて飛び上がる》とは

こういうことか。

 

またひとつ感情を表に出せるようになった

21歳の冬。

 

 

3/1に企業側の情報が解禁になりまして、

2019年卒業見込みの代、つまり私たちの、

いわゆる“就活”が始まりました。

 

私は捻くれたガキなので

てやんでい!黒染めなんかするか!

面接の練習なんて固めてどうなる!

個性押し出してやらい!!

くらいに思っていて、

まぁ本当に舐めた話なんですが。

 

そう言いつつ合同説明会に顔出したりは

2、3回していたんですけど、

そこで気になった会社の2次面接を終えて

先日なんと内定いただきました。

学年最速のスピードかと思われます。

 

大事なのはやる気の大きさというより、

“手を抜け 気を抜くな”くらいの

スタンスなのかなと思いました。

わからんけど。

受けたい企業によると思うけど。

 

何が起こるかわかんないですね。

 

 

就活もいったん一区切りということで

昨日やや明るめに髪を染めて、

人生初パーマをかけたんですが、

のべ4時間くらいかかって。

 

その間「東京、音楽、ロックンロール」の

志村日記(俺のバイブル)読んでたんですよ。

いやあ、やっぱり最高に面白いですね。

そして文体に超影響を受けているのを再認識。

 

桜の季節リリースのちょっと前から

書き始めているというのがまた、

♪心機一転 何もかも春は〜

という感じでいいですねえ。

何度でも読み返せる。

 

4月からまた頑張ります。

 

 

 

ふぅちゃん

 

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かぞくが ふえました。

 

モルモットのふぅちゃんです。

台湾生まれの女の子!

こんにちは!

 

 

うちに来て2週間が経とうとしている。

はじめてダンボールを開けた時は

 

「もう…おわった…死んだ…」

 

みたいな顔をして怯えきっていたのが、

今では名前を呼んだら寄って来たり、

ケージの中で足を投げ出して

だらーっと寝そべったりしている。

きゅきゅきゅと鳴く。

 

でかい餅みたいでかわいい。

 

 

昨年から何か小動物を飼育したくて

いろいろ調べていた。

ハムスター、うずらデグーなどと

最後まで迷ったのだが、モルにした。

 

ペットショップのお兄さんが

NEWSの小山さんに瓜二つで

それはもう秒で恋に落ちたのだが、

まぁそれは置いておいて、

とても親切に飼い方を教えてくれたお陰で

ふぅちゃんはすくすく育っている。

2週間で少し大きくなったように見える。

 

 

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ちょっとずつ外にも出ている様子。

写真ではわかりにくいけど、

クレステッド・モルモットという種類なので

おでこにつむじがある。

目の上の毛が常時まんなか分けだ。

 

 

前回のブログで実家の犬の名前を

どうぶつの森の住人から

拝借したと話しましたが、

実は「ふぅちゃん」もそう。

 

名前の参考に住人一覧を眺めていて、

「フラッペ」の音の響きがかわいいなって。

 

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△フラッペ (ペンギンのおんなのこ)

 

しかし21歳でペットにフラッペちゃんは…

ちょっと…あれかな…とか思って。

でもよく見たらフラッペのぐるぐる模様、

モルのおでこのつむじとリンクしてる!

 

決定です。

命名「フーちゃん」

 

※のちに顔の雰囲気から

「ふぅちゃん」表記になりました

 

 

しかし11年前と同じゲームから

再びペットの名前を借りるとは、

あのゲームあらためて普遍性がすごいな。

 

私の発想もまったく変わってないんですね。

 

 

 

おわり

 

 

仲間が増えて うれしいよぉ!▼

 

iPhone5cって覚えてますか?

あのカラバリ豊富なやつ。

 

あれって歴代のiPhoneで唯一

本体がプラスチックで出来ていて、

熱が外に逃げにくいんですね。

 

で、内蔵バッテリーが目に見えて

膨張したりもして、画面が浮いて、

そのせいなのか冬場の充電は秒殺。

 

そして「どうぶつの森」非対応。

そもそもインストールが出来ない。

機種として対象外…。

 

つまり、2018年現在

こんな携帯を使い続けてる稀有な人

いるのか?って話なんですが、

わたし先週までiPhone5cユーザーでした。

 

 

どうぶつの森、通称「ポケ森」の配信開始を

どれだけ楽しみにしていたことか!

 

今でこそフィーバー落ち着きつつあるけど、

もうすぐ配信って時すごかったですよね。

世の中が。私のまわりだけか?

 

とにかく、配信開始になってすぐ

インストールしにすっ飛んでいったら

「お使いの機種には対応しておりません」

これです。この文字列の絶望感たるや。

 

 

 

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というわけでiPhone8に機種変更。

 

今まで容量16GBだったので、

動画を1本撮ってはMacに移して消し、

撮って移して消し、を4年半続けてきた。

曲がりなりにも映像学科生なんですけど。

 

今回バックアップを復元した際

空き領域47GBと表示されてるのを見て

「47wwwwギガwwwwww」と声に出して

笑ってしまいましたね。47って。自由かよ

 

 

ポケ森やばいですね。

長続きする人と性に合わない人が

ハッキリ分かれるゲームだと思うけど、

私はiPhone8を購入した当日

新しいゲーム機を買い与えられた時の

あのワクワク感が甦ってきた。

 

こっそりお風呂にまで持ち込んで

キャンパーレベルを上げたり。

(初日に水没させたらシャレにならん)

64→ゲームキューブ→DS→アプリと

どう森そだちを再認識したなぁ。

 

ちなみに実家で飼っている犬の名前は

あの黒いたれ耳のワンちゃんにあやかって

「ジョン」といいます。犬種は違うけど。

最後まで「リッキー」と迷いましたが、

今思うととってもジョン顔です。

 

 

本体の大きさにも早々に慣れたし、

容量多いし、画質いいし、

もうサイコーです。

 

と言いながらこのブログは

Mac Book Proから更新しています。 

 

 

 

おわり

 

 

髪を切った

 

髪を切った。

 

ほんとは30cmくらいバッサリいく

つもりだったのだが、美容師さんに

「これ以上切っちゃうと

 左側のハネが収まらなくなるけど…」

と言われたので、15cmにとどめた。

 

家に帰ってから自分で暗めに染めたので

かなり雰囲気が変わった。

いわゆる「イメチェン」である。

 

 

母「失恋した…?」

私「してないですね」

 

美容師さん「何かあったとかではなく?」

私「特に何もないですね」

 

 

イメージチェンジ。

自分のなかの「私のイメージ」を変えるため

私は茶髪ロングの自分を当分葬る事にした。

 

 

これは最近気づいた事なのだが、

私が好きな小説や映画のなかでは

軒並み人が死ぬ。

私は人の死を比較的

軽く描く作品が好きだ。

 

例えば効果音を付けるなら

「ふわっ」といった感じで

わりと重要な登場人物が

容易く命を落としてしまう。

 

ここで誤解のないよう伝えたいのは、

それらの表現が命を軽視しているという

意味では決してない。

むしろ《死》がいかに突然訪れ、

無慈悲なものであるかを真っ当に表すと

そういった表現になるのではないかと

思っているからこそ、好きなのだ。

 

 

前回の記事

「神様論」について話したが、

あの記事を読んでくれた恋人が

興味深い事を言っていた。

 

「神様は “子供みたいなもの” だと思う。

 自分勝手だし、飽きっぽいし、

 いい人を殺してしまうし」

 

「お爺さんの姿で描かれるのは、

 昔の人が年功序列の考えで

 年上のほうが偉いと思い込んでるから」

 

 「子供みたいな神様がいっぱい

  群れている状態=子供連合だと思ってた」

 

 

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なるほど。その考えはなかった。

件の楽曲「かみさま」の中で、神様は、

性別・年齢・性格などはいっさい描かれず

“嘘をつく” ことと “困り顔” をすること、

それくらいしかわからない。

 言われてみれば、何人いるかもわからない。

 

恋人はこの冬、事故で親友を亡くした。

それは神様の気まぐれとしか

言えないものだった。

 

本人にも周囲にも前触れはなく、

唐突に幕が降ろされる。

 

 

けれど神様は、

残酷で無責任でありながら、

絶対的に優しい存在なことに違いはない。

 

何の根拠もないのだが、あの曲を聴くと

そう思わずにはいられないので、

今日も私は上から眺められて

(もしくは手のひらの上で)

過去の自分と区切りをつけるべく奮闘したり

前に進むために踠いてみたりしている。

 

北国の春はまだまだ遠いが、

軽くなった首元を温めの風がさらう。

 

 

 

 

いってらっしゃい、みてらっしゃい

 

※今回長いです

 

People In The Box

Newアルバムをリリースする。

 

その中の1曲「かみさま」が

良すぎるという話。

 

 ◯

 


People In The Box「かみさま」Music Video

 

 

神様とは何者なのか。

例えば祈りを捧げる対象、

助けてくれる存在、

上からいつも見ている者、

亡くなった人がなるもの。

 

ここではその価値観を

「神様論」とするが、

People In The Boxが描いたそれが

私の神様論とあまりに近かったのだ。

 

 

この曲を初めて聴いたのは昨年末、

ZEROツアーの最終日、札幌公演。

一番最後に新曲として演奏されたのが

この「かみさま」だった。

 

この公演を終えて

Vo.の波多野さんは喉を壊した。

ライブ序盤から調子悪そうだな…と

思いながら観ていたものの、

最後の3曲で完全に潰してしまった。

( 終演後、声を出す事も困難になったと

  ツイートしている )

 

しかしその姿が美しかったのだ。

美しいとしか形容できない。

苦しそうにも歌い上げる波多野さんが、

リズム隊2人のストイックな演奏が、

それを後ろから照らす真っ白な照明が、

とにかく神々しかった。

 

 

おはよう  おはよう  今日はいい天気だよ

1日頑張ってね  いってらっしゃい

おはよう  おはよう

美味しい夕食つくって待っているから

いってらっしゃい

 

 

この曲への心地よい違和感は

「“美味しい夕食” というワードから

     微塵も暖かな食卓を想像できない」

というところから始まった。

 

もちろん「美味しいご飯が待ってるから

今日も頑張る」という真っ直ぐな解釈でも

充分に名曲と言える。

 

しかしそう言っているのは

「かみさま」なのだ。

神様と人間が食卓を囲むはずはない。

 

“美味しい夕食” というのは

人生におけるご褒美のようなものでは

ないかと私は思う。

 

“1日” とは24時間のことではなく、

人生の一区切り、ある一定のスパンの

ことではないだろうか。

 

「ご褒美はいつか必ず与えるからね、

 今日も頑張っていってらっしゃい」

 

そう、かみさまはいつだって

付かず離れずの存在なのだ。

以下は私の「神様論」だが、

神様は助けを求めたところで

なんの助言もしてくれないし、

手助けもしてくれない。

 

だけど、突拍子もなく桁外れに

いいことが起こった時、

思わず「神様…」と呟いてしまう。

 

確実に居るけれど、頼りにはできない。

そんな存在。

 

 

かみさまはいつだって優しい嘘をつく

きみの顔を覚えているだとか

きみは大丈夫だとか

困り顔で  予行練習を上から

眺めてるんだろうな

 

 

《神は乗り越えられる試練しか与えない》

という言葉があるけれど、

私はこの言葉大嫌いなんです。

 

なら自ら命を断つ人は

1人もいないっつーのと思ってしまう。

神様は試練も与えないし、手助けもしない。

 

我々の “予行練習を上から眺めてる” に

過ぎないんですよね。

( 何が「本番」であるかはその人による )

 

 ◯

 

ここから先はごく個人的な話になるけど、

私は昨年末にパニック障害と診断された。

まさか、という感じだった。

 

具体的な症状としては、不眠、

動悸、倦怠感、そして、

部屋から出られないということ。

 

パニック=取り乱す、というような

イメージが強いために

まさかこれら症状が

パニック障害に当てはまるとは

思っていなかったし、

いまも半ば信じられていない。

 

しかし。かみさまは今日も、

“いってらっしゃい” と私を見送るのだ。

いったいどこへ?

 

 

かみさまはいつだって優しい嘘をつく

きみは特に優れているとか

きみは報われるだとか

手を伸ばしても空を切る

滑稽な鳥の墜落をみてた

 

 

この冬、3羽の鳥が、

実家の軒先に立て続けに倒れていた。

玄関フードの窓に衝突したと

みられるのだが、全て同じ種で、

特徴から検索したらウソという鳥だった。

日本で越冬するらしい。

 

遥々ロシアからやってきて、

窓に反射した空を眼に映し、

わけもわからず墜落していった様を思うと

どうにもやりきれない。

 

どれだけ頑張ったって

“優れている” と賞賛されるとは限らない。

どれだけ頑張ったって

“報われる” かどうかはわからない。

 

 

いってらっしゃい、みてらっしゃい

かみさまだけが嘘をつく

 

 

神様は残酷だ。

なぜなら我々には

関係のないところに居るからだ。

 

ただし神様像は

個々人のなかにあるもので、

中には「いない」と断言する人も

いるかもしれない。

その考えは誰にも侵されるものではない。

 

繰り返すが、

今回People In The Boxが描いた「神様論」と

私のなかに育まれてきた「神様論」が

あまりにも近かった。

 

先日のLINE LIVE生配信で

この曲を聴いて、観て、

涙を流すほどに深い箇所で共感したのだ。

 

 

1月にして2018年の

《めっちゃ沁みた曲Best3》入りしそうな

1曲と出逢い、それをもうすぐ

家で自由に聴けるようになると思うと、

私はそれだけで「いってらっしゃい」と

背中を押されているような気持ちになる。

People In The Boxという名の

3人の「かみさま」に。

 

ひとまず「Kodomo Rengou」を買う為に

私は外に出ようと思う。

 

 

 

おわり